奈良旅行。続1。

おおちゃん

2011年03月28日 22:02

      奈良駅に降り立った瞬間の第一印象。  「私、好きかも・・・」    

      世界に名の知れた観光地なのに、駅周辺は目や耳に余る光や音もなく

      自然体で飾り気もなく、静かな時間が流れている印象を受けました。

          
         
      荷物を預け、市内巡回バス「バンビーナ」に乗って市内観光へ。

      

      

      車内はレトロチックでいい雰囲気です。


      バスを降りて東大寺へ向かっていると、横から威勢のいいお兄さんに

      「お姉さん、お姉さん どこに行かれるんですか」って声をかけられ

      一瞬「ナンパ」かと思い振り向いたら、思ったとおり、やはり・・・・・

      商売人です。 違う意味でのナンパでした(笑)  

      やっぱプロから見たら、田舎のおばちゃん丸出しなんですかね。

      その後も3回ほど別人にナンパされましたから(笑) 



      お兄さん「人力車に乗りませんか?」と、営業スマイルで誘います。

      ママ友は寒いからどっちでもいいって。

      大変お腹が空いて、頭には「昼ごはん」しかない私は

      「人力車に乗っている場合ではない。とにかくお昼ごはんが食べたい」

      と言うと、

      「じゃあ、30分特別コースで。最後に美味しいお店近くまで連れて行きますから」

      と言う。

      特別って言うのは引っかかるけど・・・「30分もお腹が待てません」

      と言うと、今度は

      「姫(ひめ)、姫(ひめ)、絶対に損はさせないから」って。

      何十年ぶりの甘い誘惑に私 「あら、そう?」って堕ちました(笑)


      東大寺入口~浮身堂~ならまち~猿沢池 コースを車上観光。

      

      

      

      

      案内はもちろん、穴場に連れて行ってもらえたり、何より歩かなくて

      済んだので結果的には大満足でした。 しかし30分1人4000円。 微妙です。


      猿沢池でお兄さんと別れ、オススメのうどんを食べに行きました。



      奈良に来てうどん??とも思いましたが、食べる価値はありますね。

      

      

      大きな巾着の中にうどん玉が入っているのですが

      お揚げの汁とスープの出汁が、いい感じに交わってとても美味しかったです。


      その後、ガイド本で見つけたカフェへ行ったのですが、残念ながらお休み。

      腹9分の私たち。甘味を求めてうろつきます。

      結局、迷子にならぬようにと、猿沢池のほとりに立つ茶屋で、わらび餅を頂きました。

      

      

      きなこも大豆の味がしっかりとしていて、とても美味しかったです。


      お腹も満たされ、猿沢池から興福寺へ繋がる52段の階段を登りました。

      

      階段を上ると興福寺五重塔です。この52段には意味があり仏門に入る

      修行の段階を示しているそうです。

      


      境内を散策後、阿修羅様とご対面するため、国宝館へ。

      仏像や寺宝に全く興味のなかった私ですが

      ふと1つの仏像の顔に目を向けた時に、仏像の目が半眼であることに

      気付きました。隣の仏像もさらにその隣も。

      やっぱり瞑っていないんだ!

      坐禅を組むとき、自分の心の内と外の世界とが偏りなく見られるために

      半眼で座ることは知っていましたが・・・ 確かに仏像も同じことですよね。


      そう思うと、なんだか嬉しくて1つ1つの仏像の顔を見ていくのが楽しくなりました。


      怒った顔、微笑んでいる顔、遠くを見つめる顔、男前、ブサ可愛い・・・・・

      様々な表情をした仏像たち。 一つ一つに意味があって彫られたものである。


      彫り師が、何を思いながら彫り続け、そして完成させていったのか

      そこまで深く考えてしまうほど、仏像には魅力がありました。

 
      余韻に浸りながら興福寺を後にし、春日大社へ向かいます。

    

      続きは、また。         




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